「通うこと」がゴールではなく「安心していられる」ことを大切にする関わり
「フリースクール型の放課後等デイサービス」とは、不登校や学校に馴染みにくさを感じている子どもたちが、安心して過ごせる“居場所”と“学びの場”を兼ね備えた新しいかたちの福祉サービスです。
2024年4月から放課後等デイサービスの対象に不登校の児童が加わり、障害がなくても利用でき、フリースクールより費用も安く抑えられるというメリットもあります。
一般的な放課後等デイサービスでは、放課後や長期休暇中に、発達や障がいのある子どもたちに療育や支援を行うことが主な目的ですが、フリースクール型では、そこに「学校以外のもうひとつの学びの場・居場所」という要素が加わります。
子どもたちが自分らしく過ごしながら、少しずつ社会とのつながりや自信を取り戻していけるような環境づくりを大切にし、学校とは違う、でも、学びがあり、仲間がいて、居場所になる。
それが、フリースクール型放課後等デイサービス「ふりーすてっぷ」です。
当法人では、引きこもりや精神疾患をお持ちの方に特化した、こころの訪問看護ステーション心春を運営しております。引きこもりのお子様の訪問に伺い、少しずつ元気を取り戻す子もいる中、次のステップが、「学校に通う」となるととてもハードルが高く、結局家から出れずにいるという子をたくさん見てきました。そうしたお子様の次のステップとなる居場所が必要だと感じ、不登校の子が通える「フリースクール型放課後等デイサービス」を立ち上げました。
「不登校」は、子どもたちが自分を守るために選んだ大切な行動のひとつ。
ふりーすてっぷでは、学校に行けなくなった一人ひとりの背景を受け止め、共感し、まずは心を休める居場所となることを大切にしています。心が元気になり、自尊心が育まれることで、子どもたちは自然と前に進む力を取り戻します。
保護者の方が感じる戸惑いや孤独にも深く寄り添い、保護者会や進路相談などを通じて、ご家庭をサポートいたします。
不登校に寄り添う、多面的な支援体制
障がいの有無に関係なく、不登校の子どもが安心して通える場を提供します。
日中、最大5時間まで通所できる柔軟な体制で、再登校や社会参加を目指します。
お子様が在籍する学校から承認が得られた場合、ふりーすてっぷの通所を出席として認定を受けることが可能です。
同じ経験をしたスタッフが、子どもたちの気持ちに寄り添いながらサポートします。
家での食生活が良くなく、栄養が偏ってしまっている子も多くいます。栄養士が献立を考えたバランスの取れたお弁当で、子どもたちの心身の健康をサポートします。
専門職によるサポートで、心と体の発達や生活スキルを育みます。
安心して過ごせる居場所
子どもたちは、のびのびと自由に過ごすなかで、自然と多くの学びを得ています。ゲームや雑談、ごろごろ過ごす時間もすべてが大切な成長のプロセス。「安心できる場所」があるからこそ、自分のペースで次の一歩を踏み出すことができるのです。
自由に使えるパソコンで、
学びもゲームも好きなだけ
ゲームも子ども同士がつながる
大切なコミュニケーションツール
ひとりになりたいときには
静かな個室も利用できます
12畳の和室ではごろごろしたり、
軽く体を動かしたり自由に使えます
日差しがたっぷり入る空間で
ボードゲームも楽しめます
広い庭や近くの公園で、
のびのびと体を動かすこともできます