担当
管理者兼児童発達支援管理責任者
資格
看護師、児童指導員
氏名
F.H
「心からの笑顔に満たされる場所」
私たちが大切にしている「心からの笑顔」とは、ただ口元に浮かぶ笑みではありません。安心できる居場所で、ありのままを受けとめられ、自分の存在を認められるときに初めて生まれる、本当の笑顔です。そんな笑顔に満たされることを願いながら、お子さまとご家族に寄り添っていきます。
私も、不登校の子を持つ親として、とても長いトンネルの中を歩くような辛い時期を経験しました。先が見えず、不安や孤独でいっぱいの日々。同じように悩まれているお子さんや保護者の皆さまの気持ちに深く共感いたします。
私の息子は、小学5年生から中学3年生までの5年間、不登校で、高校生から登校できるようになりました。何がきっかけだったか、何が良かったのか未だにわかりませんが、今となっては、その歳月が息子にとっては必要な休息期間であったのだろうと思います。
息子は当時、「学校にさえ行けない自分には価値がない」と苦しみ、一時は「死にたい」という言葉を口にしたことがあります。この頃は、私も本当に辛く苦しい日々でした。学校に行きたいのに行けない子どもの心理を当時は理解できず、「認める」ということができなかったのです。
でも、「認めるとは?」の意味を息子を通じてわかったことは、不登校の子は、「学校に行かない」という自己防衛の選択をしているんだということです。不思議なことに、私が心からそれを認めた時、息子も心から笑うようになっていきました。子どもには未知なる力、無限の可能性があります。その姿を信じ、その気持ちを認め、そして何よりも「ありのままを愛してあげること」が何より大切だと実感いたしました。
当事業所では、不登校の子どもたちの歩みに寄り添い、専門性をもった支援を行っています。不登校の子どもたちの心理を理解したうえで、自尊心を育む関わりを大切にし、長く続いたひきこもりによって乱れがちな生活リズムや低下した運動機能を少しずつ整える支援も取り入れています。
これらはすべて、個別支援計画を丁寧に作成し、スタッフ全員で協力しながら実践しています。
「ふりーすてっぷ」で過ごす時間が、お子さまにとって「心からの笑顔」を取り戻し、「自分が好きだ」と思えるきっかけになるよう、全力でサポートしてまいります。お子様お一人おひとりのフリーステップを応援いたします。
資格
保育士・心理士
氏名
H.T
今年7月より「ふりーすてっぷ」で働くことになりました。これまで、児童入所施設や発達障害児の通所施設などで、多くの子どもたちと関わり、支援に携わってきました。
ふりーすてっぷでは、長い間ひきこもりを経験してきた子どもたちが、ゲームなど「物」を拠り所としていた生活から、少しずつ「人」と関わることへと移行し、自分の世界を広げていく姿を見ることができます。その一歩一歩の変化を共に喜び合えることが、私にとって大きなやりがいです。
私は 心理士と保育士の資格を持ち、心理面と生活面の両方から子どもたちを支えることができます。これまで培った専門性と経験を活かし、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、その子らしい成長をサポートしていきたいと考えています。
資格
理学療法士
氏名
M.I
子どもたちが将来自立した生活を送るためには、様々な力を身につけることが大切です。その中でも「運動機能」は、歩く・移動するなど生活の基盤をつくるうえでとても重要な役割を担っています。
私は理学療法士として、遊びや楽しめる活動の中で子どもたちが自然に体を動かせる環境を提供し、一人ひとりの特性を丁寧に評価します。そして、その子に合ったプログラムを組み立てることで、無理なく力を伸ばしていけるように支援します。
特に、不登校の子どもたちに見られる 外出や運動の機会の減少、感覚過敏や身体のこわばり、長時間座位が難しいといった課題 に加え、発達障害に伴いやすい 協調運動障害(DCD) にも着目しています。
バランス感覚や手足の協調動作が苦手な子どもに対して、段階的に成功体験を積み重ねられる運動プログラムを取り入れ、生活動作の改善や自信の回復につなげています。
こうした取り組みを通じて、子どもたちが自分の特性を理解し、自信をもって活動に取り組めるようサポートしていきたいと考えています。子どもたちの「できた!」という喜びと笑顔を大切にしながら、生活の土台づくりを支えてまいります。
担当
児童相談員
資格
心理カウンセラー
氏名
F.R
「大丈夫、君は君のままでいい」
不登校を経験した当事者として、そして心理カウンセラーとして、同じように悩む子どもたちとご家族に寄り添います。
安心できる居場所で「心からの笑顔」を取り戻せるよう、一緒に歩んでいきたいと願っています。
私はかつて、不登校を経験しました。学校に行けない自分を責め、「自分はどうなってしまうのだろう」と不安や孤独を抱えながら過ごした日々は、とても長く、出口の見えないトンネルのようでした。自分には価値がないのでは、とさえ思い詰めることもありました。しかし、そんな私を支えてくれる人たちがいてくれたことで、少しずつ心が軽くなり、前を向けるようになりました。そして今は、不登校を経験した一人として、放課後等デイサービスのスタッフとなり、子どもたちをサポートする立場になっています。
不登校のときに感じた「どうしたらいいかわからない不安」や「自分には生きる意味があるのか」という思いは、同じ立場を経験した人にしかわからない、深く辛いものです。その体験があるからこそ、今悩んでいる子どもたちに寄り添い、心から伝えたいのです。「大丈夫、君は君のままでいい」 と。安心できる居場所と、自分を認めてもらえる環境があれば、子どもは必ず少しずつ前を向いて歩き出せると、私は信じています。
現在は心理カウンセラーの資格を活かし、看護師と一緒に不登校の子どもたちへの訪問支援にも取り組んでいます。学校や施設の外でも安心できる時間をつくること、家庭の中でも「笑顔」が戻ってくるように支えることを大切にしています。
ほんの小さな一歩かもしれませんが、その積み重ねこそが子どもの自尊心を育み、やがて本当の笑顔につながっていくと感じています。
そして、子どもを支える親御さんに対しても、私は強い思いを持っています。不登校の子どもを見守る日々は、先の見えない不安に押しつぶされそうになることもあると思います。けれど、「子どもは必ず自分の力で立ち上がり、歩き出す時が来る」 ということを私は自身の経験からお伝えしたいのです。私も親の支えがあったからこそ、ここまで歩んでこられました。だからこそ、ご家族の気持ちにも寄り添いながら、一緒に子どもたちを見守りたいと考えています。
これからも、不登校を経験した当事者として、心理カウンセラーとして、そして放課後等デイサービスのスタッフとして、子どもたちとご家族が安心できる居場所づくりに力を尽くしていきます。「心からの笑顔に満たされる場所」であるために、一人ひとりに寄り添いながら、共に歩んでいきたいと思っています。